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チャート式 デジカメチェック(E5000編)

はじめに

以前、自分の手持ちのデジタルカメラで小絞りボケの影響があるかどうか調べるため、テストチャートを作成してこれを色々な条件で撮影してチェックを行ないました。このときの結果は、たまたま手元に有ったクールピクス950とカシオのQVシリーズでは画素ピッチが4ミクロンに近い関係で顕著な影響はみとめられない、というものでした。

私も漸く昨年末にニコン・クールピクス5000という、1/1.8型300万画素CCDに近い画素ピッチの2/3型500万画素CCDを持つカメラを手に入れましたので、今度は小絞りボケが確認できるのではないか?ということで再度挑戦してみました。


調査の条件

950対5000の決闘 のコンテンツで紹介しましたように、前回と同じ方法で撮影したところ、E5000ではなんとチャートが見たままに写ってしまい(中央の”J's”のロゴ部分のハーフトーンを表現している点々が判別できるほど!)、チャートが役に立たないという状態になってしまいました。

そこで、今回は20インチ×15インチの大きさの紙をひいて、その中央部にチャートを設置、下に敷いた紙全体が画面いっぱいに入るように調整してチャートを撮影しました。

したがって、チャートのなかで「6」と表示があるところは解像度が1,200TV本、「8」は1,600TV本相当、ということになります。

カメラのほうはズームをテレ端にした条件で撮影しました。このとき、レンズの前面とチャートとの間隔はおよそ120cm弱といったところでした。

なお、残念ながら、このお正月は東海地方は大雪に見まわれて屋外での撮影が出来ず、屋内の蛍光灯下での撮影になってしまいました。


撮影結果

以下に今回撮影した結果を掲載します。

サンプル画像

(逆さまで恐縮ですが、チャートの一部の等倍画像です。ファイルサイズが大きいので元データのフル掲載は見合わせました。悪しからず。)

絞り:F4.8 絞り:F5.4

絞り:F6.0

絞り:F6.8

絞り:F7.6


考察

如何です?どうやら、水平解像度は1,400〜1,500TV本程度は出ていそうな感じ、ということは明らかなのですが、私にはこの5つのサンプルの間に明白な解像度の差異があるようには思えませんでした。本当に強いて言えばF6.0、F6.8が若干シャープか?という気がしないでもないですが、ブラインドテストをされたら正直切り分けられる自信はありません。

明確な解像度の低下がみとめられなかった理由のひとつには、このカメラの最小絞りはF7.6止まり、という点も理由の一つかもしれません。小絞りボケの発生を嫌って、わざとこういう設計にしている、ということは考えられます。その代わり、シャッター速度のほうが条件付ではありますが1/4,000秒の設定まで対応していますので、どピーカンの晴天下でマイナス露出補正ができない、という状況はあまり起こらないと思います。これはこれでひとつの設計思想かもしれません。(たしか、1/4,000秒のシャッターは絞りが絞り込まれた条件付きでの話だったかと思います。)

ただ、明るい環境で絞りを開いたポートレート撮影、というのがしにくいのは確かですが、もともとこのカメラはワイド側に振っていますのでポートレート向きの性格では無い、と割り切ってしまえば、こういうのもありでしょう。

と、いう訳で、逆に考えれば、小絞りボケの心配をしなくてもよい、ということが判りました。どうしても明るい環境でスローシャッターを切りたいとか、絞りを開けたいとかいう場合は、NDフィルタを使いましょう、ということでしょう。

以上、甚だ簡単ではありますが、レポートとさせていただきたいと思います。

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