はじめに実は、知り合いにちょっとお祝い事がありまして、何か贈り物をと物色していたところ、神鋼電機(しんこうでんき)のこのプリンタに遭遇しまして買ってきちゃいました。 で、人にあげちゃう前にちゃっかり自分でも使ってみましたので、インプレッションを報告します。 特長詳しくは、上記メーカーのホームページを見ていただくとして、簡単にSP-100(愛称はカラーペット)の特長を紹介します。
解像度は306dpiで、R、G、B各色1ドットあたり256階調を表現できるフルカラープリンタです。解像度だけ見て、「なーんだ、全然大した事ないじゃん。ウチのインクジェットプリンタは2,400dpiだぜ。」と思われる方は少なくないと思います。 それは大間違いのコンコンチキです。 インクジェットプリンタは一部の機種を除いて、基本的にはドットがある/ないの2階調しか表現できません。したがって、256階調の表現をするには、複数のドットを集めてこの中でインクが乗ったドットの数を調整しなければなりません。と、いうことは、原理的に16ドット×16ドットの塊でやっと256階調を表現できる、ということです。つまり、昇華型方式の256階調のプリンタで306dpi(dots per inch−1インチ当たりに何ドット印刷できるか)の解像度ということは、306×16=4,896dpiのインクジェットプリンタに相当する、ということになります。 まぁ、最近のインクジェットはインク自体が濃淡二種類あるものもある点、1ドット当たりのインクの量を3段階程度に調整できるものもある点を考慮すると、上記4,896dpi相当という数字はもう少し下がるかもしれませんが、いずれにしても充分な性能です。
今日びのプリンタとしては珍しく、USBインタフェースはありません。PCカードスロットのみです。そのかわり、カードアダプタさえ用意すれば、お持ちのカメラがコンパクトフラッシュでもスマートメディアでもメモリスティックでもSDカードでももうすぐ出てくるxDピクチャーカードでも何にでも対応できます。
プリントサイズはEサイズと呼ばれる大きさで82.5mm×117mmです。印刷直後は先端と後端に余白がありますが、ミシン目で折りとってしまえば縁なしプリントになってしまいます。 手元にあった、「サービス版」の写真を実測したところ、89mm×127mmでしたので、これよりはひとまわり小さいサイズですが、比べてみなければ気になりませんでした。
幅164mm、奥行き162mm、高さ82mm、重さ1.2kgとコンパクトで収納にも困りません。
一般的にこういうフォトプリンタはモーターやファンの音がやかましくて気になるものですが、本機は駆動部に一般的なステッピングモータではなくDCモータを採用しており、そのお陰で動作音がかなり小さいです。
通常、昇華型のフォトプリンタは安いものでも4万円、普通は6万円程度のお値段ですが、本機のお値段はなんと\19,800円!実売で\17,800でした。ランニングコストは25枚入りのリボンとペーパーが\1,350ですので一枚当たり50円ちょっと。こちらはDPEに頼むよりは少し割高ですが、一般的な昇華型プリンタとは大差ありません。
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VHSビデオテープと比較して、だいたいの大きさが見当つくと思います。 |
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左に示すように、
がパッケージに入っています。 |
消耗品のパッケージを開けるとこんな感じ。インクリボンカセットと専用ペーパーが出てきます。 ※VHSビデオカセットは大きさ比較用 |
ペーパーをペーパカセットにセットします。保護用紙の上の説明に従って、紙の向きと裏表に注意しながら正しくセットしましょう。 |
![]() 本体背面側からリボンカセットをセットします。 |
![]() 本体右側面からペーパカセットをセットします。 |
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[左] あと(写真は撮っていませんが)、ACアダプタを接続した後、グリーンのLEDが点灯したらPCカードスロットにPCカードアダプタに入れたメモリカードを挿入します。 これで準備完了! |
他のフォトプリンタと違って、液晶表示もなければテレビ出力端子もありませんので、本体でコマ指定プリント、ということは出来ません。したがって、出来ることといったら、本体上面の黄色い(写真では黄緑にみえますが)プリントボタンを押すだけ。
すると、メモリカード内のDCF対応の画像を全て印刷します。
コマ指定をしたい場合は、予めDPOF対応のデジタルカメラを利用して印刷したいコマを指定しておく必要があります。この場合は、プリントボタン押下で指定コマだけが全て印刷されます。以下プリントの様子を見てみましょう。
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[左] まず、プリントペーパーがカセットよりフィードされ印刷準備位置に移動します。このとき、本体の左側に印刷前のペーパーが顔を出します。 したがって、装置の左側には障害物を置かないように注意する必要があります。 |
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[左上]、[上]、[左] イエロー、マゼンタ、シアン、の順に画像が印刷されます。3色プリントし終わると、最後はオーバーコートが施されます。 所要時間はだいたいひとコマあたり2分程度です。 |
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[左] 出来あがり!殆ど普通の印画紙の写真と区別がつきません。 ただし、この時点では上下に余白が残っています。したがって... |
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[左] 写真の上下(左右)にミシン目がありますのでそれに合わせて軽く折り目をつけます |
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[左] 2、3回軽く曲げると、このようにパリっと折り取れます。 これで完成! |
以上、説明しましたように、非常に簡単な操作で高画質のプリントが得られますので初心者の方にもあまり抵抗なく使っていただけるのではないか、と思います。
プレゼントした相手の人も、デジタルカメラは最近手に入れたがパソコンは持っていない、という初心者だったのですが、全然問題なく使えていまして、また画質が思いのほか綺麗なので満足してもらえました。
説明書によれば、200万画素程度の画像データが最適、とのことでしたが(プリント画素数は994ドット×1410ドット)、130万画素機のデジタルカメラで撮影した画像でもそこそこ満足のいく結果が得られましたし、500万画素機の画像データも多少展開に時間は余分にかかるものの、問題なく印刷できました。
一般的なはがきサイズのフォトプリンタは普通のプリントのほか、テンプレート合成とか、4コマプリント/16コマプリント、カレンダープリント等、いろんな機能は充実しておりますが、その分、操作が複雑になってしまう、という欠点があります。
その点、カラーペットはカードを入れてボタンを押すだけの簡単操作ですのであまり凝ったことはできませんが、気軽に印刷ができるのが良いと思いました。
欠点は、なかなか売っているお店が無い点ですが、こちらでネット販売も扱っているようです。
あと、見た目が多少安っぽい、というのも欠点と言えば欠点ですが、まぁ、本当に安いですからね。
と、いう訳で、不覚にも自分も欲しくなってきてしまったJunZでした。