今話題の”使いきりデジタルカメラ”、「撮ってもEG(イージー)」のプリントサービスを行なってきたのでレポートします。
最初に画質の感想から先に申し上げてしまいます。はっきり言って良くないです(^^;。どっちみち有効31万画素ですので、はなから期待などしていなかったのですが、一方で24コマなのに8MBのメモリを使っているという点で小画素数ながら意外と素直な画質だったりして?という期待も少しありました。結果は、なんと申しましょうか、DVカメラで撮影した画像をVHSのビデオテープにダビングしたものをビデオプリンタで印刷したというか...。ディテールはボヤボヤなのに変に輪郭強調はきつくて、偽色がバリバリ出ているといえばわかりますでしょうか?
まぁ、詳しくは以下のサンプルをご覧いただければ判るかと思います。
プリントサービスの手順
まず、どのような手順でプリントするか、から説明しましょう。カメラを購入した三省堂書店
JR名古屋高島屋店のカウンターにカメラを持っていくと、
(1) 店のお姉さんがやおら奥のほうからインターフェースケーブルを取り出してきました。
(2) もうひとつ、何やら栓抜きみたいな工具を持ってきて、やおらカメラの正面向かって右側のコネクタカバーにつっこんだかと思うと...
(3) カバーをぽっきりと折って取り外してしまいました!
(4) で、インターフェースケーブル(:これは偶然か、富士FinePixやカシオQVシリーズのミニBタイプUSBコネクタと同じ形状でした!)を挿し込むと、
(5) ソフトが立ち上がりタッチパネルつき液晶にメニューが現れました。まずは、単純に24コマの各コマ1枚ずつ自動的にプリントするのか、それとも選択画面だけプリントするのかを聞いてきます。
(6) 今回は、初めて使ったこともあり、「きっと手ブレしたりタイミングが合わなかったりフレーミングがおかしかったりするカットがあるに違いない」と思ったので”選択画面プリント”を選びました。
(7) すると、24コマ分のサムネール画面が表示されます。案の定、変なカットがあったので、それらのコマのプリント枚数を0枚にしました。やり方は簡単で、サムネールをタッチすると、その部分に”−
+”表示が現れるので、デフォルトで”1”になっているものを”−”にタッチして減らすだけです。
(8) もっとも、すでにカメラを買うときに(正確には借りるときに)料金前払いしてあり、ますので、トータルで24枚より少ない枚数指定だと自分が損をするだけです。それはちょっと悔しいので、そこで、失敗していないカットの枚数を増やして全部で24枚にしてみました。(貧乏くさい!)ちなみに、1枚当たり40円の追加料金で、24枚を超えていくらでも「焼き増し」が可能です。
(9) コマ選択を終わると、画面の”プリント”ボタンをタッチします。
(10) 最終確認画面が表示されて、OKすると、いよいよプリント開始です。
(11) 意外と高速に印刷され、1枚につき10秒そこそこでプリントが吐き出されてきます。とはいっても24コマ印刷していると結構待たされる感じはしますが。トータルで6分そこそこで終了しました。印刷は、何故か最後のコマから最初のコマに向かって逆順に出てきて、最後にインデックスプリントが出てきます。
(12) 以上でおしまい。プリントを貰って帰ります。前払いと判っていても、お金を払わずに写真を受けとって帰るのは、なんだか妙な気分です。
左:インデックスプリント |
プリントについて
プリント出力は”Megapixel II”というプリンタから行なわれます。どのような技術を利用していてどのような仕様なのかは明らかになっていませんが、一見普通の写真の印画紙と変わらない光沢や手触りです。如何にも「インクで印刷しました!」というような印象はまったく受けません。
うたい文句によれば、特殊なコーティングがしてあって、指紋もつかないし、水にも強いのだそうです。
大きさは長辺12cm弱×短辺9cm弱。ちなみにこのプリンタは「撮ってもEG」のみならず、一般のデジタルカメラからのプリントにも対応しているようで、そういったメガピクセル機で撮影した画像を印刷したサンプルも掲示してありましたが、こちらは本当に写真と遜色の無い仕上がりでした。
もっとも、「撮ってもEG」の画像データではこのプリンタの能力が半分も発揮できないようで、ちょっと寂しかったです。
サンプル画像
以下に、このプリントを300dpiのフラットベッドスキャナで読み取った画像データをお届けします。
まずはここのところおなじみのテストチャートから。曇天の屋外で撮影しました。ファインダーでチャートがほぼいっぱいになるようにフレーミングして撮影したのですが、かなり広い範囲が写ってしまいました。
解像度チャートをみると明らかなように、小さく写ったぶんを差し引いても、水平解像度300
TV本に満たないようです。冒頭にVHSなみ(規格上、水平解像度240本程度)と申し上げたのはこのためです。
もっとも、距離は60cmくらいのところから撮影したのですが、意外とレンズの歪みは無いみたいで、その点は感心しました。
以下は普通に撮影したサンプルです。
| 「撮ってもEG」
+
「Megapixel II」
の出力サンプル |
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| 「QV-770」
+
家庭用昇華型プリンタ
の出力サンプル |
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| 「QV-770」のデジタルデータ |
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最後に
やっぱり、一言で言ってしまえば「VGAカメラはプリントするものじゃないなー。」ということに尽きる、という感じです。
やはり、メール添付とか、Web用とかいった画面の上の利用だけにとどめておくべきでしょう。印刷するにしても、せいぜい現在の用紙の半面までのサイズが限界でしょうね。やはり2面シール紙くらいの用紙に変えて、用紙一枚にシール2面分ずつプリントするとか。
まして、悪いことに、解像度不足をシャープネス強調でごまかそうとしているから(上のカシオQVのプリントとの比較で一目瞭然だと思います。)、偽色が乗りまくって見苦しくなってしまっています。
まぁ、その辺の反響を見極めるためのテスト販売、ということなので本番ではどういう形にしろ改善されることを希望します。(もっともプロジェクト自体がボツになる可能性もありますが...。)
ということで、次回Vol.3ではカメラ本体内部の様子に付いてレポートする予定です。お楽しみに。 |