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被写体濃度と撮影データの関係

JunZです。今日は天気も良かったので、色んなカメラの被写体濃度対明るさ特性の簡易的な調査を行なってみました。

調査の方法は実にシンプル。下に表示したような簡易チャートをプリンタで印刷、それをカメラで画面一杯に撮影して、撮影データの任意の数点についてR、G、Bの明るさデータを測定して、その平均を取ってみました。

<調査の方法とチャート>

具体的には、左図の各濃度ブロックで上側で3点、下側で3点、任意の6点のRGBデータを読み取り、各点のRGBデータの実効値(2乗したものを合計したものを3で割って平方根をとったもの)の平均を求めました。

濃度ブロックの面積は80%は100%の2倍、60%は80%の2倍・・・という具合にとってあり、平均すると約18%の濃度になるようにしてあります。

また撮影の際には、DAIGAさんのアドバイスによりスポット測光モードで露出を決めて行なっています。

(※ C-2500Lのみスポットモードが無かったので中央重点測光モードで撮影)

なるべく濃度が滑らかになるように、フォーカスはわざと外して撮影しています。

撮影は晴天下のお昼の12時少し前、西向きの壁にチャートを貼りつけて行ないました。

どのみち、家庭用プリンタと用紙では、正確な濃度チャートなど望むべくもありませんので、これは飽くまでカメラ間の傾向の違いを把握するだけになると思われます。インクジェットプリンタで印刷しましたので、インクの浸透によりどうしても濃度は下がりがちになります。よって、濃度100%を狙った部分でもある程度の明るさを持ってしまいます。

逆に、光沢紙を使ったわけでもないし、紙自体の明るさの限界もありますので、上の図の白い部分が必ずしも真っ白とも限りません。

したがって、カメラが撮影できる明るさが0から100%まであるとして、上のチャートはその一部分の中の変化の様子を見る程度になるだろうと思われます。

それでも、ある程度の傾向はわかるのではないか、と期待したわけです。

<測定結果>

結果は以下の通りでした。

  • 濃度ブロック部分

濃度
E5000 CP920Z C2500L E950 E100RS
100 17.1 23.3 56.0 25.0 22.1
80 24.4 28.3 59.5 30.6 27.4
60 39.9 45.3 72.8 48.5 39.2
40 71.0 72.5 100.6 70.7 66.3
20 123.2 121.3 138.9 118.1 107.1
0 180.1 171.1 188.6 167.8 157.0

グラフ Graph1

  • 背景部分

濃度
E5000 CP920Z C2500L E950 E100RS
18 135.0 125.9 142.2 130.5 111.2

<考察>

補色フィルタ系の3機種というかインターレーススキャン方式の3機種というか、ニコンクールピクス5000と950、そしてセイコーエプソンCP-920Zは似通った特性を示し、

これに対し、原色フィルタ系の2機種というかプログレッシブスキャン方式の2機種というか、オリンパス光学工業のCamedia C-2500LとE-100RSはそれぞれ残りの3機種とは違う傾向を示した、

という結果になりました。

オリンパスの2機種は他の機種よりも濃度に対する明るさの傾きが少し緩やかになっています。中でもC-2500Lは全体的に明るめのデータになっています。(これはひょっとするとこの機種のみ中央重点測光で撮影したためでしょうか?)

いずれにしても、チャートを見て推測できることとしては、

  • やはり、画面の平均的な明るさ(濃度18%)の被写体をデータの中央(128)に引き込むように露出を決めているようである。
  • 必ずしも、ヒストグラムが均等に分布するように露出を決めているわけではなさそう。(さもなければ、チャートの濃度=0の部分の明るさはもっと255に近くなるはず。)

というような項目が挙げられると思います。

ここから先はJunZの想像ですが、

  • カメラは、人間の肌(濃度が18%程度)が綺麗に写るようにこの明るさの被写体が記録する明るさの中央に来るように露出を決める、という傾向があり、
  • とりあえず、今から写そうとしている被写体は平均的な濃度が18%である、と決めうちして露出を調整する。
  • したがって、逆光の場合とか、背景が黒い場合(平均濃度が18%から大きくずれる場合)などは、カメラの判断が正しくないことになるので撮影者による補正が求められる。

ということなのでしょうね。

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