[PR]今日のニュースは
「Infoseek モバイル」

ヤノ電器 PC Card Reader/Super Disk Drive DPG-01

はじめに

先日は神鋼電機の昇華型プリンタの紹介をしましたが、今回はヤノ電器製のストレージデバイスの話題です。名古屋の大須で\9,800で売られていたのを保護してきました。

どうやら、松下電器産業製 「デジタルフォトポケット」ことLK-RFH33UZと同等の製品のようです。


特長

詳しくは、上記メーカーのホームページを見ていただくとして、簡単にDPG-01の特長を紹介します。

  • 要するにPCカードスロット付スーパーディスクドライブ

この製品はどういうものかといいますと、TypeIIのPCカードスロットがついたスーパーディスクドライブです。120MB、240MBのどちらのメディアにも対応しております。また、特殊なフォーマット(FD32MBフォーマット)で初期化することで、普通の2HDのフロッピーディスクに32MBのデータを記録することができます

上面に操作パネルがついているので、単体でメモリーカードとディスクメディアの間でデータの相互コピーが可能です。

早い話が、PCの無い旅先などでデジタルカメラの撮影データをディスクに保存するストレージャー的な役割をするものです。また、PCを持っていないデジタルカメラユーザーでも安価なディスクメディアにデータをコピーすることで、デジタルデータを保存することが可能になります。

まぁ、以前にJ's Garageで紹介したClik! DriveのClik!(Pocket Zip)ディスクを3.5"フロッピーディスクにしたようなものと思えば大体当たりです。違うのはTVにつなげられる点と、バッテリー駆動は出来ない点です。

他にも、世の中にはハードディスクにコピーする製品、Zipディスクにコピーする製品、幻のHi-FDにコピーする製品、iD Photo Diskにコピーする製品(私も先日入手しましたが、こちらのページのデジタルカメラナビゲートのコーナーで詳しくレビューされています。)など、同種の製品がいろいろあるのですが、この製品の場合はコンビニでも手に入るフロッピーディスクを記録媒体に使える、という点が売りだと思います。以下、ポイント毎に特長を説明しましょう。

  • スーパーディスクドライブ

USBインタフェースを装備しており、PCと接続することで、PCの外付けスーパーディスクドライブとして利用することができます。(Macintoshでも利用できます。)

使用可能メディアは120MB、240MBのスーパーディスク、1.44MBフォーマットの2HDフロッピーディスク、FD32MBフォーマットのフロッピーディスク、そして2DDのフロッピーディスク(PCモードのみ)の5種類です。

  • PCカードリーダ/ライタ

同じく、USB接続にてTypeII PCカードのメモリカードリーダ/ライタとしても利用できます。カードアダプタを利用すればコンパクトフラッシュカードでもスマートメディアでも私の嫌いなメモリースティックでも、SDメモリカードでも、マルチメディアカードでも、そしてマイクロドライブも使用可能です。

  • 画像のプレイヤー

NTSC準拠のビデオ出力端子を装備しており、TVに接続することでカードやディスクに保存されたJPEGファイルをTVの画面でインデックス再生したり、スライドショー再生したり、といったことが出来ます。また、縦位置で撮影した画像を回転して正立像で表示したり、ということもできます。

  • PCモード、TVモード、単体モードの3つのモード

動作モードとしては上記3つのモードを備えています。

PCモードではPCの外付けドライブとして働きます。

TVモードではTV画面を利用してPCレスで画像の閲覧、コピー、消去などの操作が可能です。

単体モードでは、本体のみでカードのフォーマット、ディスクのフォーマット、カード−ディスク間のデータのコピーが可能です。


現物を見てみましょう

では箱を開けるところから見てみましょう。

梱包箱の様子

同梱品の一覧

左に示すように、

  • 本体
  • ACアダプタ
  • リモコンとその電池
  • USBケーブル
  • ビデオケーブル
  • CD-ROM
  • 説明書

がパッケージに入っています。


各部詳細は

製品の各部はこんな感じになっています。

パネルはいたってシンプルで、3色表示のLEDが9個と「実行」ボタンが1個あるだけです。

カードないしディスクが挿入されると該当する個所にLEDが点灯し、コピーモードに入ると、コピーする方向に合わせて三角マークの部分のLEDが点灯/点滅します。

正面はPCカードスロットとスーパーディスクドライブスロットです。

スーパーディスクの方はパワードイジェクトです。

リモコンもいたってシンプルです。

「メニュー」「選択」「決定」「取消」の各ボタンとカーソルキー、あわせて8個のボタンがついています。

操作の様子は

PCモードでの利用方法はおおよそ見当がつくと思いますので割愛させて戴いて、まずは単体モードから説明します。

<単体モード>

冒頭にも書いたように、単体モードではフォーマットとデータのコピーの操作のみが可能です。

単体モードでカードもしくはディスクを単体で挿入して、実行ボタンを押すとメディアがフォーマットされます。

カードとディスクを同時に挿入するとコピーモードの動作を行ないます。ディスクが空、あるいは、スーパーディスクの場合には充分な空き容量がある場合には、自動的に「カード−>ディスク」のコピー待機モードになり、「実行」ボタンを押すとコピーが始まります。

カード−>スーパーディスクのコピーの場合で、カードのデータ容量に対してディスクの空き容量が不足している場合は、単体モードではコピーができません。

また、カード−>フロッピーディスクのコピーの場合は、基本的にブランクのFD32MBフォーマットのディスクに対してのみコピーが可能ですが、カード内のデータの容量が32MBより大きい場合はやはり単体モードではコピーできません。

<TVモード>

ビデオ出力端子にケーブルを繋ぐと、TVモードに自動的に変わります。上記の単体モードに比べると、TVモードでは画面で確認できるのでより複雑な操作が可能になります。

−初期化

ブランクディスクを挿入するとこういう画面が表示されて、フォーマットの準備が始まります。

リモコンのカーソルと決定/取消キーで操作します。

1.44MBの2HDモードかFD32MBモードかを選択します。

確認手順を経た後、フォーマットが始まります。

およそ、1分程度で終了します。

−カード挿入とコピー

デジタルカメラで撮影済みのメモリーカードを挿します。

左のように、インデックス画面が表示されます。

この状態で、カーソルでコマを選択して「決定」を押すとそのコマの全画面表示になります。

また、メニューの操作でスライドショー再生を行なうこともできます。

なお、500万画素のデジタルカメラで撮影したJPEG画像もご覧のように問題なく再生できました。

上記の画面で「取消」キーを押すと、簡易エクスプローラ風のフォルダ選択画面に移ります。

複数種類のカメラ間で使いまわしたカードなどの場合にこの操作が必要になります。

メニュー操作で、画像データのコピーができます。

選択したコマのみのコピーとカード内の全画像コピーのどちらかを選べます。

コピー実行中

コピー完了!

私はスーパーディスクのメディアは買っていないのでFD32MBのディスクに対してコピーを行なったのですが、

フルにコピーするのに12分近く(!)もかかってしまいました。

まとめ

私は、どこででも安価に手に入るフロッピーディスクに32MBのデータが保存できる、というフィーチャーが前々から気になっていて、「これならフロッピーをパソコンを持っていない人のデジタルカメラ画像の保存メディアに出来て使いやすいのでは?」と思っていました。

本当でしたら、安価かつ大容量なメディアとして、CD-R/RWが使えるのが一番良いと思うのですが、そういう製品は一部のプリンタのなかの機能としてしか存在していないようです。

そう言う意味では本製品はある種「隙間商品」として価値があるのかな、と期待したわけです。

ということで、使ってみた感想を良い点、悪い点にわけて書いてみます。

−良い点

  • スーパーディスクの他、どこでも安価かつ容易に手に入るフロッピーディスクを32MBの記録媒体として利用できる。
  • テレビに繋いで画像の再生ができる。
  • カードとディスクで相互コピーができる。

この手の商品はカード->ディスクの片方向コピーはできるが反対は不可、という製品が少なくないですが、PCユーザでない人が保存した写真をもう一度DPEショップで「焼き増し」したい場合にはカードに書き戻しができないと困ってしまいます。

−悪い点

  • メモリカード内の画像データの容量がディスクの空き容量より大きいときは、単純にコピーすることができない点。

PCモードでPCから選択コピーするか、TVモードでリモコン操作で選択コピーするしかない。とりあえずコピーできる分だけコピーした後、ディスクメディアを新しいものに交換させて継続コピー、ということができない。

今のご時世、フラッシュメモリカードの容量が256MBだ、512MBだ、1GBと言っている中で、スーパーディスクを使っても240MBまで、というのはいささか非力かも。

  • FD32MBフォーマットのディスクの場合、CD-Rの「ディスク アット ワンス」と同様にコピー容量に関係なく一括しての書き込みしか出来ない点。

PCモードではドライバのアップデートで追記ができるようですが、単体モード、TVモードではそれが出来ません。

  • とにかくコピーが遅い点

スーパーディスクの場合は速いのかもしれませんが、FD32MBのフロッピーへ32MBのデータをコピーするのに12分もかかってしまいました。これにはさしもの私も唖然としてしまいました。

  • 制限事項が場合によっていろいろあってややこしく面倒な点

操作そのものは簡単なのですが、モードによって出来ること、出来ないことがコロコロ条件が変わるため、全部覚えてない限りは、出来ないのか操作が違うのかの判断がつかなく、結果的に「使いにくい」製品になっている点。

結論

−非PCユーザで

−130万画素から200万画素くらいまでのクラスのデジタルカメラを持っていて

−一度にそんなにガツガツと撮影せず、せいぜい一日5、60コマ程度

という様な人が、家や宿に帰ってから気に入ったコマだけをフロッピーディスクやス−パディスクにコピーして保存する、といった用途で使う分には悪くない製品かな、と思いますが、もう少し動作速度や使い勝手の面で改善してもらわないと普及への道のりは細くて遠いでしょう、というのが私、JunZの勝手な結論です。

あるいは、リモコンが使えますので、職場の会議室の大型テレビのそばに設置してしまい、デジタルカメラ画像の「スライドビューワ」にしてしまうのも良いかもしれませんね。

何にしても、私自身はこう言った「キワモノ」は嫌いではありませんので、これにめげずにもっと便利で使いやすい製品として再登場することを期待したい、と思います。

個人的には、音楽用のミニディスクのメディアをこう言ったデータ記録媒体にできないのかな?と思います。容量的に100MBから140MB程度はいける筈なので、これなら申し分ないのですが。

J's Loftトップ に戻る