まずは、「ホームページ利用などの用途でデジタルカメラの購入を考えてはいるのだけれど、それほど使用頻度が高くなさそう」というかた向けの参考に実験してみました。写真の手軽なデジタル化ということで、選択肢は
- 同時プリントの際に700円払ってCDにも書いてもらう方法
- 1万円そこそこで買えるフラットベッドスキャナで紙焼きプリントを読み込む方法
- 素直にデジタルカメラで撮影する方法
の3つです。FDIについては、4BASEのサイズ、すなわち1536X1024ドットです。紙焼きのスキャンの場合、300dpiの分解能のスキャナで読み込んだところ、ほぼ同等サイズの1500X1050ドットとなりました。デジタルカメラは130万画素CCD搭載機のカシオQV-8000SXを使用しましたのでちょっとサイズが小さくなって、1280X960ドットです。
(1) 解像感について
一見、FDIのサンプルはほかに比べて「解像度が高い」様に思えますが、どれも画素数は似たり寄ったりですので実はそのようなことはなく、どうやら単にエッジ強調がきついだけのようです。テレビで「シャープネス」調整を強くしたような状態です。300万、400万画素のデジタルカメラや600万画素クラスのPhotoCDに対して画素数の少ない分をカバーして素人目にはっきりくっきりさせるためだと思いますので、決してそれが悪いとは申しませんが、私の目にはちょっと強すぎかな、と見えました。被写体にもよるのでしょうけどね。
反対に、スキャナの読み込みや、デジタルカメラの画像はちょっとぼけぼけかな、と言うような気もしてしまいますが、こちらもフォトショップの「アンシャープマスク」などの処理をすれば、FDIと同じ位まで持ってこられますから大丈夫です。
カシオのカメラについては、普段はもっとしゃっきりしているのですが、今回は昨年の反省を踏まえて、撮影時のシャープネスとコントラストの設定をそれぞれ「弱」に設定しています。ピーカンの晴天だったこと、被写体が女性であること、からこうして見ました。もっとも、8倍ズームレンズなので、手ぶれの影響もあるのでしょうね。
(2) 色について
記憶に頼っての話になってしまいますが、本当の色はFDIとスキャナの中間くらいだったかな、と思います。FDIはちょっと色乗りが物足りないかな、というところ。なお、スキャナの読み取りについては、使ったスキャナがもう4年ほど前の性能の低いモデルなのですが、色については紙焼き写真の色をかなり忠実に再現しております。こればっかりは機種による話なので一般的な話にはなりませんが、スキャナによって得られた画像の色がちょっと彩度は高いものの一番好ましいかな、と思います。
カシオ:QV-8000SXについては、もともと同社のカメラはどうも少し黄色味がかかる傾向があるようですね。ほかの2枚とならぶとちょっと違和感が出てきます。ま、写っているモデルさんは黄色人種だし、この絵単体で見ればそんなに気にならないかもしれないですけどね。それに人間の目もあまり当てにならないから、本当はこの色が正確、ということも無いとは言いきれません。
いろいろ述べましたが、どれをとっても、本ページのように縮小画像をWebに載せるくらいの用途だったら、充分に使えておつりがくると思います。個人的には、毎月フィルム一本ずつくらい撮るかどうかを目処にして、
- 極端に少ないようならFDI
- 月に一本くらいだったらフラットベッドスキャナ
- もっとガンガン撮るのであれば、デジタルカメラ
という選び方でも良いかな、と思いました。
あと、今回のイベントでフィルムカメラと電子カメラを併用してつくづく思ったのですが、やはり撮影の自由度、という点から言ったらフィルムカメラに軍配があがります。デジタルカメラのAFやAEは良くなったと言ってもまだ10年前のフィルムカメラに勝っていません。撮りなおしがいくらでも効いて、いくらでも失敗できる場合はデジタルは充分威力を発揮できますが、シャッターチャンスが限られている場合は、残念ながら、使い慣れたフィルムカメラの方が良いですね。数打ちゃ当たる方式でたくさん撮っても、全部ピンぼけではしかたが無いですもの。 |